朝は青空の天気でしたが、9時過ぎになると、一天にわかに掻き曇り、雷雨となりました。しかしそれも1時間ほどでまた晴れ空に。冬の山陰ですね~
さて、歯いたさんからお伺いのあった、私の中学時代の粘土細工について、ペイントで描いてみました。
確か記憶では、こんな感じだったような・・・

両手で包み込める大きさです。
当時、国語の教科書に載っていた柿右衛門の話を読んで、それに感化されて、その気になって作ったのだと思います。
検索したら、以下が出て来ました。
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人は此の有様を見て、たはけとあざけり、気ちがひと罵つたが、少しもとんぢやくしない。彼の頭のなかにあるものは唯夕日を浴びた柿の色であった。
かうして五六年はたつた。或る日の夕方、喜三右衛門はあわたゞしく窯場から走り出た。
「薪はないか。薪はないか。」
彼は気がくるつた様にそこらをかけ廻つた。さうして手當り次第に、何でもひつつかんで行っては窯の中へ投込んた。
喜三右衛門は、血走つた目を見張つてしばらく火の色を見つめて居たが、やがて「よし。」と叫んで火を止めた。
其の夜喜三右衛門は窯の前をはなれないで、もどかしそうに夜の開けるのを待ってゐた。一番鶏の声を聞いてからは、もうじつとしては居られない。胸をどらせながら窯のまはりをぐるぐる廻った。いよいよ夜が明けた。彼はふるへる足をふみしめて窯をあけにかゝつた。朝日のさわやかな光が、木立をもれて窯場にさし込んだ。喜三右衛門は、一つ又一つと窯から皿を出してゐたが不意に「これだ」と大声をあげた。
「出きた出来た。」
皿をさゝげた喜三右衛門は、こをどりして喜んだ。
かうして柿の色を出す事に成功した喜三右衛門は、程なく名を柿右衛門と改めた。(旧仮名遣い、原文のまま)
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う~ん、記憶では「出来た出来た、・・・の柿の赤色が」とかだったような気がするけど。
自分なりに、極めて薄く仕上げたつもりです。
結構愛着あったなあ・・
また挑戦してみようかな(笑)